生まれた頃の私は、それはそれは髪の毛の多い子供だったそうだ。
どちらかというと、髪の毛の少なかった母は
生まれて来た、わが子の髪の毛の量にとても驚いたと言う。

幼少期の私は、髪の毛の量・まつげの量 どちらも多かった。
それは悪いことではなかった、何の問題もなかった。
しかし…成長すると己の毛の多さに悩むことになる。
そう、無駄毛も多い女となってしまったのだ!

この無駄な毛に、わたしはとても苦しめられた。
思い出すは思春期真っ只中の学生時代。
なんとかしようと、かみそりで剃ってみたり、
体育の授業中や休み時間に毛抜きで抜いてみたりもした。
学校の帰り道、ドキドキしながらドラッグストアに立ち寄り
除毛クリームを買ってみたりもしたものだ。
が、どのような策を講じてもすぐ生えてくるのだ。
まるで、いたちごっこのよう。
この無駄毛、生命力があふれすぎである。

確かに、髪の毛の量が多かったり
まつげが目立っていることを褒められたりはした。
褒められるのは悪い気はしなかったが、
当人にしてみれば無駄毛の少ない女に
生まれたかったと、つくづく思う。

時を経て社会人になり、私は決意した。
貯金を貯め、脱毛サロンに通うことにしたのである。
大枚をはたいた結果、多少、お手入れの手間は省かれたが
まだも、戦いは続いている。
しぶとく残っている、無駄毛の生への執着心よ。
あぁ、ほとほと嫌になる。

もし、将来、自分の子供が女の子だったら
無駄毛の話は真剣に聞いてあげよう。
なんなら、中学生ぐらいから脱毛サロンに行かせてもいい。
私にとって無駄毛はそのくらいのコンプレックスなのである。